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季節の変わり目にゆれる、子どもの“こころ”とどう向き合うか〜「なんとなく落ち着かない」の背景を見つめて〜

朝晩の空気が少しずつ秋めいてきましたね。日差しや風の匂い、虫の声など、自然の中には季節の変化がたくさん詰まっています。

でも実はこの「季節の変わり目」、子どもたちの心と体にとって、ちょっとしたストレスの時期でもあります。とくに発達の凸凹や感覚の敏感さを持つ子どもたちは、その変化を繊細に感じ取る傾向があります。

なんとなく機嫌が悪い?それ、気候のせいかもしれません

「最近、ちょっとイライラしやすいな…」
「ぐずりが増えたけど、理由がわからない」
そんな変化を感じたことはありませんか?

気圧や気温の変化、日照時間の減少など、環境の変化は大人以上に子どもの心と体に影響を与えます。さらに、新学期のスタートや行事の増加など、生活面でも刺激が多くなりやすい時期。子どもはそれをまだうまく言葉で説明できず、“なんとなく不安”を行動で表すことがあります。

これは「わがまま」でも「甘え」でもありません。子どもなりの「SOSのサイン」かもしれないのです。

揺れ動く気持ちに「ラベル」を貼ってみる

子どもが不安定なとき、「どうしたの?」「なにがイヤだったの?」とつい理由を聞きたくなりますよね。でも、本人にもその理由がよくわからないこともあります。

そんなときは、「ラベリング」が有効です。

たとえば…
「急に寒くなったから、体がびっくりしちゃったのかもね」
「行事がたくさんで、ちょっと疲れてるのかもしれないね」
「今日の風、ちょっと強かったもんね。ドキドキしちゃった?」

言葉を通して気持ちに“名前”をつけてあげることで、子どもは自分の感覚を理解し、安心していくことができます。

大人の“余白”が、子どもを落ち着かせる

この時期に意識してほしいのは、「ゆとりを持った生活リズム」です。完璧に予定をこなすことよりも、「ちょっと立ち止まって深呼吸する時間」を家庭の中に取り入れることを大切にしてみてください。

少し早めにお風呂に入ってゆっくり過ごす

スケジュールを詰めすぎず“おうち時間”を確保する

子どもが安心できる「変わらない日常」(好きな絵本や音楽)を意識して取り入れる

子どもは、大人の表情や雰囲気をとても敏感に感じ取ります。大人が少し肩の力を抜いて接することで、子どもも安心してその「揺れ」を受け止めることができるようになります。

季節が巡るたび、子どもはまたひとつ成長する

気持ちがゆれるときは、成長の入り口かもしれません。
“うまくいかない”を経験しながら、子どもたちは少しずつ心の柔軟性や回復力を育てていきます。

そのプロセスに、寄り添いながら付き合っていく私たち大人もまた、いっしょに成長しているのかもしれません。

季節のうつろいの中で、親子の時間が少しでも穏やかであたたかいものでありますように。

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