夏休み終わりの“気持ちのゆらぎ”に寄り添うヒント

長かった夏休みが終わり、子どもたちはまた日常の生活へと戻っていきます。大人から見ると「やっと通常運転に戻れる!」という安心感もありますが、一方で子どもたちは「もうお休みが終わっちゃうの?」「学校(園)行きたくないな…」と、気持ちが不安定になりやすい時期でもあります。
「なんとなく元気がない…」それ、もしかして“ゆらぎ”かも?
新しい環境や久しぶりの集団生活には、大人でも緊張や不安を感じるもの。子どもは特に「予定の見通しが持ちにくい」「切り替えが苦手」「自分の気持ちをうまく言葉にできない」などの理由から、さまざまな形で不安を表現することがあります。
たとえば、こんなサインはありませんか?
朝の準備に時間がかかる
食欲や睡眠リズムが乱れる
甘えが増える、癇癪が増える
「○○行きたくない」「疲れた」と繰り返す
これらは、夏休みの自由な生活から、ルールや集団のある生活へと移るときの“気持ちのゆらぎ”の現れかもしれません。
大切なのは「安心感」と「小さな見通し」
子どもたちが落ち着いて日常を過ごすためには、「自分は守られている」「これから何があるかわかっている」と感じられることが大切です。以下のような関わりが有効です。
次の日の予定を前日に共有する(カレンダーや写真を使って)
登園・登校前の“お決まりのルーティン”をつくる(例:お気に入りの歌を1曲聞いてから出発)
新しいことは無理せず、少しずつ慣れる機会をつくる
そして何より、子どもの不安やイヤイヤの背景に「まだ夏休み気分が抜けきらないのかもね」「ちょっと緊張してるのかもしれないね」と、気づき、寄り添う気持ちが、子どもにとっての最大の安心材料になります。
「戻れないんじゃなくて、まだ準備中なんだよ」
気持ちが乱れるとき、大人は「いつものように過ごしてほしい」「早く切り替えてほしい」と焦るかもしれません。でも子どもにとって大切なのは、「今の自分でも受け入れてもらえる」という実感です。
「今はまだ“戻る準備”をしてるところなんだよ」というスタンスで、見守ってあげてくださいね。
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