保育所等訪問支援ってなに?―園や学校での「困った…」を一緒に考える支援です―

「園ではおとなしいのに、家では元気いっぱい」
「おうちではできるのに、学校だとうまくいかない」
そんな声を保護者の方からよくお聞きします。
家庭とは異なる集団生活のなかで、子どもが戸惑ったり困ったりすることはよくあることです。
でも、「どんなふうに過ごしているのか見えないから、どうサポートすればいいかわからない…」と悩むこともありますよね。
そんなときに活用していただけるのが「保育所等訪問支援」です。
保育所等訪問支援とは?
保育園・幼稚園・こども園・学校などに専門職が訪問し、集団生活のなかでの様子を観察したり、保育士さん・先生とお子さんへの関わり方を一緒に考える支援です。
対象:障害や発達に特性のあるお子さん
内容:訪問先(園や学校)での観察・助言・支援
実施者:言語聴覚士、保育士、心理士などの専門職
費用:通所支援と同じく、福祉サービスとして市区町村から支給決定されます(保護者負担は1割程度)
「どう関わったら、この子がもっと安心して園で過ごせるかな?」という視点から、先生方と連携しながら支援を行います。
保護者にとってのメリットは?
① 見えない園や学校での様子を共有してもらえる
家庭と園・学校では、お子さんの行動や気持ちの表れ方が違うことがあります。
訪問支援では、現地での観察を通して、担任の先生では気づきにくい「小さなサイン」も丁寧に拾い、保護者の方と共有します。
「うちの子、園ではこんなふうにがんばってるんだ」
「言葉には出せなくても、先生の声かけを聞いてちゃんと行動しているんだ」
そんな発見があると、おうちでの関わりにも温かさが増すはずです。
② 子どもに合った支援を園と一緒に考えられる
訪問支援では、園の先生方と話し合いの時間をもち、お子さんが安心して過ごすための具体的な関わり方を一緒に検討します。
たとえば…
言葉が出にくい子には、視覚的なサポート(写真やカード)を提案
集団での活動が難しい子には、ちょっとした工夫(順番を待つときの椅子・手順の見える化)を提案
先生の声かけの工夫で、不安が減った事例も多数あります
こうした関わり方は、園だけでなく家庭でも活かせることが多くあります。
③ 子どもが自信をもって園生活を送れるようになる
「できた!」「わかってもらえた!」という小さな積み重ねが、子どもの自己肯定感を育てます。
保育所等訪問支援は、お子さんの“今”を見守りながら、「この子にとって、ここが安心できる場所になるには?」を考える支援です。
家庭・園・訪問支援スタッフが連携することで、子どもの成長をより深く支えることができます。
こんな方におすすめです
園や学校での様子がわからず、心配な方
子どもの行動や気持ちの変化が気になる方
「先生と話したいけど、うまく伝えられない…」と感じている方
まずは通っている事業所のスタッフや、相談支援専門員にご相談ください。ジョイーレでも、お子さんの状態や通園先の状況をふまえて、訪問支援の必要性を一緒に考えていきます。
最後に
保育所等訪問支援は、「直接の支援」というより、「子どもに関わる大人たちが、同じ方向を向くための支援」です。
「園でがんばっているわが子をもっと理解したい」
「わたしたち大人が、どう関わったらよいのか一緒に考えたい」
そんな思いを持つ保護者の方にこそ、ぜひ知っていただきたい支援です。
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訪問支援についてもっと知りたい方はこちらから
https://gioirekids.com/contact/
ジョイーレアルトちばだいまえ
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