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障害児通所支援はどうやって利用すればいいの?利用までの流れをわかりやすく解説

「障害児通所支援を利用したいけど、どうしたらよいかわからない」

障害児通所支援は、障害を抱えている子どもや保護者の強い味方になってくれる存在ですが、利用手順について不明な点や不安な点を抱いている保護者の方は数多くいるはずです。

今回は、そんな方のために、障害児通所支援の利用手順や施設を選ぶ時のポイントをまとめました。

要点を押さえてわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

障害児通所支援ってなに?

障害児通所支援とは、自宅から施設に通いつつ支援を受けるサービスの総称です。

障害を抱えている児童が、自分の住んでいる地域で福祉サポートを受けられるようにするため、2012年の児童福祉法改正をきっかけに始められました。

この制度が新設されたことにより、これまで一緒の施設で支援を受けていた未就学児と就学児が別々の施設に通えるようになったり、子どもが抱えている障害種別によって専門性のある施設に通所できるようになるなど、様々な変化が生まれているのです。

どんな施設があるの?

障害児通所支援では、障害の程度や子どもの年齢によって通所可能な施設を以下の4つに分類しています。


1.児童発達支援

児童発達支援は、障害を持つ未就学児が通う施設です。

ここでは、生活能力やコミュケーション能力の向上を目的として支援が行われています。


2.医療型児童発達支援

医療型児童発達支援は、上肢、下肢もしくは体幹部に障害を持つ児童が通う施設です。

こちらの施設では、上記のような児童発達支援の他、医療的な支援が受けられます。


3.放課後デイサービス

放課後デイサービスは、おもに6歳~18歳の就学児が通う施設です。

授業終了後や休日を利用して通所し、生活能力向上や社会スキルの獲得を目的したプログラムを受けます。


4.保育所等訪問支援

保育所等訪問支援は、障害を持った児童が通う保育園などを訪問し支援を行うサービスです。

以上、4つの施設に大別されますので、お子様やご自身の都合に合わせて最適な施設を選びましょう。

障害児通所給付費・受給者証ってなに?

障害児通所支援のサービスを受ける際、受給者証があると非常に便利です。

受給者証の交付を受けていると、国や自治体が施設利用料を9割負担してくれるため、自己負担は1割で済みます。

さらに、前年度の所得と現在の施設の利用状況によっては、自己負担が1割を下回るケースもありますので、ぜひ一度、自治体や児童相談所に問い合わせて確認してみてください。

どうやって施設を探すの?

障害児通所支援を行っている施設の探し方には、いったいどのような方法があるのでしょうか。

ここでは、代表的な方法を2つ取り上げて紹介しましょう。


自治体の福祉窓口や子育て支援窓口からの紹介

障害児通所支援を行っている施設は、自治体の福祉窓口から紹介を受けることができます。

窓口によっては、事業者のリストを提示して詳細を教えてくれる場合もあるので問い合わせてみましょう。


施設のホームページやSNSを確認

多くの場合、障害児通所支援を行っている施設ではホームページを開設して情報の発信を行っています。

その他、ブログやツイッター、フェイスブックといったSNSでも情報が得られる場合もあるので確認してみるのもオススメです。

施設選びのポイントはなに?

上でも説明した通り、障害児通所支援を行っている施設には様々なタイプがあります。

せっかく大切な子どもを預けるのですから、子どもや家族の都合に合致した施設を選びたいところです。

ここでは、施設を選ぶ際のポイントについて解説しましょう。


施設の対象年齢をチェック

6歳までの未就学児と、それ以外の就学児とでは通所可能な施設が異なります。

施設を選ぶ際は、子どもの今の年齢で通所できるのかどうかを最初にチェックしてください。


母子分離タイプか親子通所タイプかで選ぶ

施設には、子どもだけが支援を受ける母子分離タイプと、保護者と一緒に支援を受ける親子通所タイプがあります。

これら2つのタイプについても解説しますので、参考にしてください。


母子分離タイプ

母子分離タイプは、子どもが保護者から離れて支援を受けるタイプの施設です。

子どもがサービスを受けている間は、保護者は自由な時間を満喫できるというメリットがあります。


親子通所タイプ

親子通所タイプは、子どもと保護者が一緒になって支援を受けるタイプの施設です。

主に子ども同士で過ごすのが苦手な子、親と離れることに不安感を感じる低年齢の子が利用します。


療育内容で選ぶ

障害児通所支援では、施設ごとに受けられる支援が異なります。

すなわち、聴覚に障害を持っている子ども向けに手話や聴覚訓練を専門に行っている施設もあれば、発達障害を持つ子ども向けに集団生活への適応訓練を行っている施設もあるのです。

子どもが抱えている障害の特性にマッチした支援を受けられるのか、あらかじめ押さえておきましょう。

施設の利用までの流れは?

ここからさきは、施設を利用するまでの一連の流れを解説していきます。

6つのステップに分けて丁寧に説明していきますので、ポイントをぜひ押さえてください。


1.児童相談所等に相談しましょう

まず最初に、児童相談所や障害児相談支援事業所の窓口に相談しましょう。

ここでは、どんな支援が必要なのか、子どもの障害はどの程度なのかなど現在の状況についてヒアリングが実施されます。

利用を希望している施設や、具体的に希望するサービスがある場合は、この時に担当者に伝えておくと、その後の話がスムーズになるでしょう。

加えて。受給者証の交付にかかる必要書類もしっかり確認しておいてください。


2.施設を見学しましょう

児童相談所などのスタッフとの話し合いを通じて通所を希望する施設が決まったら、直接施設に出向いて見学をしましょう。

セルフプランや前年度の所得を証明できる書類等が必要になりますので忘れずに持参してください。

さらに、週何回の利用が可能なのか、車いすなど子どもの障害に適応できる器具を設置しているかなど、確認すべき事項を事前にまとめておくことをオススメします。


3.障害児通所給付費支給申請

支援を受ける施設が決定したら、いよいよ受給者証の取得手続きです。

自治体の福祉窓口に出向いて「障害児通所給付費支給申請」をしてください。

なお、この申請に際し必要な書類は各自治体によって異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。

4.自治体側の調査と審査

障害児通所給付費支給申請が終了した後は、今度は自治体側が、利用条件を申請者が満たしているのかどうかについてチェックします。

面接調査や訪問調査が行われることがありますので、事前にスケジュールのすり合わせが必要か聞いておきましょう。


5.支給決定・受給者証の給付

上記調査で、問題なしと判断された場合、晴れて受給者証が交付されます。

受給者証には、本人が受けられるサービスに関する記載がありますので、正しく記載されているか必ずチェックしてください。


6.施設との契約

受給者証が手元にきましたら、いよいよ施設利用が可能となります。

希望している施設に行き契約手続きなどを済ませましょう。

健康保険証や印鑑、障害者手帳などが必要になりますので、忘れずに持参してください。

まとめ

障害児童通所支援の利用方法などについてまとめてきましたが、一番大切なことは通所施設が児童の成長にどんな影響を与えるかということです。

障害というハンデを背負っていても、良い環境に身を置き、素晴らしい人と出会えれば、大きく成長するでしょう。

今回の記事をもとに、子どもにとって最適な施設を選んでくだされば幸いです。

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